ダイズ産地判別検査(国産/外国産)

基本情報

ダイズ穀粒および加工品を国産もしくは外国産(米国・カナダ)に判別し、また混入比率を推定します。

検査コード PY03G
標準価格(税抜) 30,000円
所要日数 お問い合わせ
提出検体 穀粒もしくは加工食品:250g以上

詳細

試験法 『T Ishihara, Nippon Shokuhin Kagaku Kogaku Kaishi, 2021』準拠
測定法 リアルタイムPCR-SSP法
検出対象 国産もしくは外国産ダイズに特異的な遺伝子領域

日本のダイズ需給について

日本では、令和5年のダイズ国内需要356万トンのうち、約9割を海外から輸入しています。輸入先はアメリカが69%、ブラジルが20%、カナダが10%で、この3カ国でほぼ全輸入量を占めています。ただし、ブラジル産ダイズは主に油の原料として使用されるため、豆腐や納豆などの食品には、アメリカ産またはカナダ産のダイズが使われています。

一方、国産ダイズは高品質で安心感があるため、消費者から高く評価されています。そのため、国産ダイズはほぼ全量が食品用として消費され、商品の付加価値向上に貢献しています。食品用に限ると、ダイズの自給率は25%程度まで上昇します。

当社のダイズ産地判別検査(国産/外国産)について

当社では、ダイズの穀粒および加工食品を対象とした「ダイズ産地判別検査(国産/外国産)」を提供しています。この検査により、原料ダイズが国産か外国産(アメリカ/カナダ産)かを高精度に判別でき、外国産が検出された場合は、その混入比率まで推定することが可能です。

検査では、まず試料からDNAを抽出し、リアルタイムPCR法を用いて国産・外国産ダイズそれぞれに特有のDNAマーカーを検出します。両者の検出シグナル強度を比較することで、多くの場合、1%未満の外国産ダイズの混入も検知することができます。

産地判別検査について

弊社では、農産物や畜産物の産地をDNA分析によって識別するサービスを提供しています。外観では識別困難な性状であっても、科学的に判別できるため、食品の品質管理やトレーサビリティ確保にご活用いただけます。

産地判別検査をご利用の場合は、以下のページもご確認ください。

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