ニワトリ(鶏肉)雌雄判別検査
Chicken ( poultry ) Sex Identification Inspection

基本情報
鶏肉のDNAを分析し、雌性染色体Wの有無を識別することで、検体のオス・メスを判定します。
検査コード | NS08J |
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標準価格(税抜) | 30,000円 |
所要日数 | お問い合わせ |
検出検体 | 精肉100g以上もしくはご相談 |
詳細
試験法 | 『C.-C. Chen et al., Theriogenology, 2012』準拠 |
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測定法 | PCR-HRM法 |
検出対象 | W性染色体に特異的な遺伝子領域(CHD-W) |
鶏肉の雌雄について
鶏肉では、オスとメスの肉質の違いが食味や市場価値に影響を与えることが知られています。そのため雌雄に関する情報は、消費者の購買選択のために提供されることがあるほか、仕入れや流通時の真正性の担保に活用されます。
日本食品遺伝科学のニワトリ(鶏肉)雌雄判別検査について
ウシやブタなどの哺乳類では、X染色体をホモで持つ「XX型」がメス、Y染色体をヘテロで持つ「XY型」がオスになります。鳥類はこれと対称的な性決定方式をとり、ZとWで表される性染色体をヘテロで持つ「ZW型」がメス、「ZZ型」がオスになります。そのため鳥類では、任意の手段でW染色体の有無を確認することにより、検体の性別を調べることができます。
当社の「ニワトリ(鶏肉)雌雄判別検査」では、このW染色体を検出するため、クロマチンヘリカーゼ遺伝子(CHD)を標的にしています。CHDはZ・W双方の染色体上に存在しますが、両者のDNA配列は大きく異なるため、リアルタイムPCR解析によって高い精度で見分けることが可能になります。
本検査は以下の手順で進行します。
1.試料のサンプリング、2.DNA抽出、3.リアルタイムPCR解析、4.判定、5.ご報告
※ フリーマーチンや染色体転座などにより、外見の性別と検査結果が一致しない場合が低確率であります
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