
遺伝子組換え食品検査
概要
昨今では、多種多様な遺伝子組換え食品(GMO)が生み出されています。
これらに対応するため、一般的な「公定法」や「通知法」に加え、弊社では国内最大の306品種に対応した「標準法」による検査を提供しております。
検査法の選択にお悩みの場合、またリストにない品種をご希望の場合も、お気軽にご相談ください。
手法 | 出典 | 対応品種 | 主な用途 |
---|---|---|---|
公定法 | 政府通知の手法(消費者庁, 令和3年) | 国内で安全性審査済みの品種(最大17品種) | 高い証拠能力が求められる場合(裁判資料、市場調査など) |
通知法 | 政府通知の手法(厚労省, 令和元年) | 国内で安全性未審査の品種(最大23品種) | 安全性未審査品種を政府通知の手法で調べたい場合 |
標準法 | ISOもしくは査読論文で公表された手法 | 世界で作出されている品種(最大306品種) | 日常的な確認検査、多項目スクリーニング検査 |
公定法
出典 | 政府通知の手法(消費者庁, 令和3年) |
品種 | 国内で安全性審査済みの品種(最大17品種) |
用途 | 高い証拠能力が求められる場合(裁判資料、市場調査など) |
通知法
出典 | 政府通知の手法(厚労省, 令和元年) |
品種 | 国内で安全性未審査の品種(最大23品種) |
用途 | 安全性未審査品種を政府通知の手法で調べたい場合 |
標準法
出典 | ISOもしくは査読論文で公表された手法 |
品種 | 世界で作出されている品種(最大306品種) |
用途 | 日常的な確認検査、多項目スクリーニング検査 |
検査ラインナップ
公定法
検査名 | 検査コード | 標準価格 (税抜) |
所要日数 (営業日) |
---|---|---|---|
定性検査 | |||
ダイズ遺伝子組換え食品検査(公定法, 定性検査, 穀粒) | GK01A | 45,000円 | 4日 |
ダイズ遺伝子組換え食品検査(公定法, 定性検査, 加工食品) | GK02A | 45,000円 | 4日 |
トウモロコシ遺伝子組換え食品検査(公定法, 定性検査, 穀粒) | GK03A | 45,000円 | 4日 |
トウモロコシ遺伝子組換え食品検査(公定法, 定性検査, 加工食品) | GK04A | 45,000円 | 4日 |
パパイヤ遺伝子組換え食品検査(公定法, 55-1系統) | GK05A | 45,000円 | 4日 |
定量検査 | |||
ダイズ遺伝子組換え食品検査(公定法, 定量検査) | GK06A | 50,000円 | 4日 |
トウモロコシ遺伝子組換え食品検査(公定法, 定量検査) | GK07A | 130,000円 | 10日 |
通知法
検査名 | 検査コード | 標準価格 (税抜) |
所要日数 (営業日) |
---|---|---|---|
アマ遺伝子組換え食品検査(通知法, FP967系統) | GT01B | 35,000円 | 4日 |
コムギ遺伝子組換え食品検査(通知法, MON71100 – 71800系統) | GT02B | 45,000円 | 4日 |
コメ遺伝子組換え食品検査(通知法, 63Bt・NNBt・CpTI構築物) | GT03B | 40,000円 | 4日 |
コメ遺伝子組換え食品検査(通知法, LL601系統) | GT04B | 35,000円 | 4日 |
トウモロコシ遺伝子組換え食品検査(通知法, Bt10系統) | GT05B | 35,000円 | 4日 |
トウモロコシ遺伝子組換え食品検査(通知法, CBH351系統) | GT06B | 35,000円 | 4日 |
トウモロコシ遺伝子組換え食品(通知法, DAS59132系統) | GT07B | 35,000円 | 4日 |
アブラナ遺伝子組換え食品検査(通知法, RT73 B. rapa系統) | GT08B | 35,000円 | 4日 |
パパイヤ遺伝子組換え食品検査(通知法, PRSV-YK・PRSV-SC・PRSV-HN系統) | GT09B | 45,000円 | 4日 |
ジャガイモ遺伝子組換え食品検査(通知法, F10・J3・Y9・X17系統) | GT10B | 45,000円 | 4日 |
サケ遺伝子組換え食品検査(通知法, AquAdvantage系統) | GT11B | 35,000円 | 4日 |
標準法
検査の流れ
ご依頼にあたっては、ご依頼の流れに従い、検体と検査依頼書を当社までお送りください。お預かりした検体は、以下の手順で分析いたします。
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- 1検体の前処理
- 検体を細かく破砕し、DNAを抽出するための均一なサンプルを作製します。
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- 2DNAの抽出
- 検体ごとに最適な手法でDNA抽出し、高純度のDNAを得ます。
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- 3分析機器による測定
- 抽出したDNAの中から、目的の遺伝子組換え関連因子の有無を高感度に検出します。測定にはリアルタイムPCR法もしくはPCR-電気泳動法を使用します。
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- 4データ解析
- リアルタイムPCRで得られた蛍光データ、もしくはゲル撮影データを解析し、標的DNAの有無やその量を評価します。
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- 5ご報告
- 解析結果は精査の上、報告書としてまとめ、ご依頼者様にご提出いたします。
よくあるご質問
遺伝子組換え食品検査はどのような検体に対応していますか?
DNAが残存している検体であれば、ほとんどの食品原料および加工食品に対応可能です。一方、極度の加熱や腐敗、化学的処理が施された検体では、検査の実施は可能であるものの、良好な結果が得られない可能性が高くなります。
遺伝子組換え食品検査の料金に検体の種類や量は影響しますか?
基本的には影響しません。ただし、特殊な分析や追加サービスを希望される場合は、別途見積もりをご提示する場合があります。
特定の遺伝子組換え品種のみを検出できますか?
多くの遺伝子組換え品種に対して、個別検出が可能です。ご希望の遺伝子組換え品種についてお問い合わせいただければ、具体的な検出可否をご案内いたします。