DNA検出検査

食品に特定の原材料が含まれているか、また意図しない交差汚染が生じていないかを、DNA分析によって判定します。弊社は高精度な「リアルタイムPCR法」の採用と、検査工程の自動化の推進により、科学的に中立かつリーズナブルな検査を実現しました。食品の表示確認や品質管理等に、ぜひご活用ください。

  • 食品表示の適正性確認(具体例:「牛100%ハンバーグ」と表示された商品に、牛以外の原材料が含まれていないか)
  • 異種原材料の混入の確認(具体例:「トマトピューレ」に意図しない小麦が混入していないか)
  • 清掃実施後の食品残渣の有無の確認(具体例:製造ラインのふき取り検査)
  • ハラールやヴィーガン食品の品質保証
  • 品質トラブルやクレーム品への対応
  • 新製品開発時の品質管理

弊社では、DNA検出検査において「リアルタイムPCR法」を採用しています。この手法は、標的のDNAを増幅しながら蛍光信号を測定することで、特定のDNAの有無やその量を高い精度で検出する技術です。従来の方法(PCR-電気泳動法)よりも短時間で結果が得られ、かつ結果判定の自動化が可能であるため、分析員の主観に左右されることなく、科学的に中立な結果を提供します。

検査したい品目を「検出品目一覧」から選び、検査コードを検査依頼書に記載してください。1つの検体に対して、複数の品目をご選択いただけます。
また、ご要望の多い品目を組み合わせた「検査パッケージ」もご用意しておりますので、ぜひご活用ください。

Tip

ご希望の品目がリストにない場合は、お問い合わせよりご相談ください。

基本技術料 15,000円(DNA抽出および対照群の測定を含む)に、検出品目ごとの測定料 5,000円を加算した金額になります。

基本技術料 15,000円 + 検出品目数 × 測定料 5,000円 (すべて税抜)

(料金例) 1検体、1検出品目の場合 : 20,000円
1検体、4検出品目の場合 : 35,000円
2検体、4検出品目の場合 : 70,000円

通常3営業日以内に速報をお知らせいたします。その後、検査報告書の原本を郵送致します。

Tip

納期の短縮をご希望の場合は、お問い合わせよりご相談ください。
※ 原則として、検出品目の追加による納期の延長はございません。

検査名 検査コード 標準価格 所要日数
肉種判別検査(ウシ、ブタ、ニワトリ、ウマ、ヒツジ、ヤギ、シチメンチョウ) DP01K 37,000円 3営業日
品目名 検査コード
農作物
植物 DE45H
アブラナ DE06H
アマ DE47H
アルファルファ DE05H
インゲンマメ DE48H
オオムギ DE24H
コメ DE04H
コムギ DE15H
ジャガイモ DE03H
ズッキーニ DE53H
ダイズ DE23H
テンサイ DE02H
トウモロコシ DE50H
トマト DE51H
ナス DE52H
パパイヤ DE01H
ワタ DE46H
畜産物
ウシ DE26H
ウマ DE31H
シチメンチョウ DE33H
ニワトリ DE34H
ヒツジ DE30H
ブタ DE27H
ヤギ DE32H
水産物
サケ DE49H

ご依頼にあたっては、ご依頼の流れに従い、検体と検査依頼書を当社までお送りください。お預かりした検体は、以下の手順で分析いたします。

  • 1検体の前処理
    検体を細かく破砕し、DNAを抽出するための均一なサンプルを作製します。
  • 2DNAの抽出
    検体ごとに最適な手法でDNA抽出し、高純度のDNAを得ます。
  • 3リアルタイムPCR測定
    抽出したDNAの中から、特定の生物由来DNAの有無を高感度に検出します。
  • 4データ解析
    リアルタイムPCRで得られた蛍光データを解析し、標的DNAの有無や量を評価します。
  • 5ご報告
    解析結果は精査の上、報告書としてまとめ、お客様にご提出いたします。
DNA検出検査はどのような検体に対応していますか?

DNAが残存している検体であれば、ほとんどに食品や原材料に対応可能です。一方、極度の加熱や腐敗、化学的処理が施された検体では、検査の実施は可能であるものの、良好な結果が得られない可能性が高くなります。

DNA検出検査は無機物やアミノ酸などの添加物を検出できますか?

できません。DNA検出検査はDNAを検出する技術であるため、固有のDNAを持たない原料は対象外となります。

DNA検出検査の料金に検体の種類や量は影響しますか?

基本的には影響しません。ただし、特殊な分析や追加サービスを希望される場合は、別途見積もりをご提示する場合があります。

DNA検出検査はアレルゲン検査として利用できますか?

この検査はアレルゲンの検出を目的とするものではありません。ただし、いずれも技術的に類似しているため、お客様の判断により、補助的なものとしてご活用いただくことは可能です。