「ハチミツ蜜源検査」の受託を開始しました
2025年06月13日
株式会社日本食品遺伝科学
株式会社日本食品遺伝科学(本社:東京都国分寺市、代表取締役:小野 秀彰、以下当社)は、DNA分析技術を活用した新サービス「ハチミツ蜜源検査」の受託を本日より開始したことをお知らせします。
開発の背景:求められるハチミツの「確かな価値」
ハチミツの個性豊かな風味や香りは、ミツバチが蜜を集める「蜜源植物」に大きく左右されます。近年、消費者の食への関心が高まる中、特定の花から採れた「単花蜜」や、希少な植物由来のプレミアムハチミツなど、その付加価値やストーリー性が重視される傾向にあります。
従来、蜜源の特定は、顕微鏡による花粉の形態観察が主流でした。この手法は簡便かつ迅速である一方、鑑定者の経験への依存や、近縁種の識別に限界があることから、より客観的で詳細な分析手法が求められていました。
新サービス「ハチミツ蜜源検査」の特長
こうした課題を解決するため、当社の「ハチミツ蜜源検査」は、次世代シーケンサー(NGS)を用いたDNAメタバーコーディング技術により、ハチミツに含まれる花粉のDNAを網羅的に解析します。これにより、蜜源植物の「種レベル」を主とした高精度な同定と、その構成比率の科学的な推定を可能にし、ハチミツの品質と価値を裏付ける客観的なデータを提供します。
本サービスがもたらす価値
本検査は、以下のような目的でご活用いただくことにより、ハチミツのブランド価値向上と信頼性確保に貢献します。
- 単花蜜の純度検証: 「アカシア」「レンゲ」等の単花蜜が、表示通りの花を主たる蜜源としているかの科学的証明
- 百花蜜の魅力の可視化: どのような花の蜜がブレンドされているかを分析し、製品の新たな魅力としてPR
- 産地・希少性の証明: 特定地域にしか自生しない植物のDNAを検出し、産地証明や希少価値の裏付けに
- 品質管理とトレーサビリティ: ロットごとの品質の均一性を確認し、トレーサビリティを強化
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当社は、今後も食品遺伝子検査の品質改善やラインナップ拡充を通じ、食品消費者の安心・安全と食品関連ビジネスの発展に貢献してまいります。
以上
【本件に関するお問い合わせ先】
〒185-0023 東京都国分寺市西元町2-16-18
株式会社日本食品遺伝科学
TEL:042-404-2377/FAX:042-404-2378(受付時間9:00~17:00)
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